糖尿病は正しく理解する事が大切!運動の効果や注意点を学ぼう

糖尿病は正しく理解する事が大切!運動の効果や注意点を学ぼう

糖尿病は正しく理解する事が大切!運動の効果や注意点を学ぼう

糖尿病の話題が、テレビや雑誌で頻繁に取り上げられることが多くなった気がしますね!だけど、「糖尿病がどんな病気なのか?」「健康な人とどこが違うのか?」「運動はなぜ必要なのか?」「どんなことに注意すれば良いのか?」など分からないことが色々と多いんじゃないかと思います。厚生労働省の平成26年統計では、糖尿病患者が316万6,000人と過去最高となり、他人事では無くなりつつあります。そこで、糖尿病について少し考えて見たいと思います。 【糖尿病はどんな病気なの?】 私たちは、生きるために食事をします。主食は、お米、パン、イモ類、果物などの炭水化物を多く含む食べ物すね。炭水化物は、胃や腸でブドウ糖に分解され、血液中に溶け込み全身へ運ばれます。ブドウ糖は、脳でそのままエネルギーとして使われ、肝臓や筋肉でグリコーゲンとして蓄えられたり、活動のためのエネルギーとして消費されます。余ったブドウ糖は、臓器の回りやお腹に脂肪として蓄えられます。この様に、ブドウ糖を体の中で消費するために必要な働きをするホルモンが、すい臓のランゲルハンス島にあるβ細胞から分泌されるインスリンです。しかし、次のような原因で @ β細胞がウイルス感染等により破壊され、インスリンが分泌されない A 肥満や運動不足で、インスリンの分泌量が少ない B 肥満や運動不足で、インスリンの働きが悪い C インスリンの受容体の働きが悪い 血液中のブドウ糖が上手に消費されず、高濃度(高血糖)のままで血液中に余っている状態が、長期間継続する症状が糖尿病です。 高血糖状態が続くと、血管や細胞を傷つけ、合併症を引き起こし重症化する危険性がある怖い病気なのです。しかし、日頃から規則正しい生活習慣をすることで、予防できますし、万が一糖尿病になっても生活習慣を見直し、きちんと治療する事によって悪化を防ぐこともできます。糖尿病を正しく理解する事で、人生を勝ち取りましょう! 糖尿病は正しく理解する事が大切!運動の効果や注意点を学ぼう 【健康な人とどこが違うの?】  食事をすると、炭水化物を消化してブドウ糖となり血液中に取り込みますが、健康な人は、ブドウ糖濃度に応じてインスリンの分泌を調節して一定の範囲内にする事が出来ます。しかし、糖尿病の人は、前項で話したようにブドウ糖を消費できず、高濃度(高血糖)の状態になります。数字で見ると下記の表になります。 健康な人 糖尿の疑いあり 糖尿病の人 空腹時血糖値 70〜110mg/dL未満 110〜126mg/dL未満 126mg/dL以上 75gOGTT2時間後の値 140mg/dL未満 140〜200mg/dL未満 200mg/dL以上 ヘモグロビンA1c(NGSP) 4.6〜5.9% 6.0〜6.4% 6.5%以上 これは、血液検査をしたときに判断する基準です。 糖尿病の症状としては、初期の段階では自覚症状に乏しく判りにくいと思いますが、進行すると「とても喉が渇く」、「いつも通り食べるのに痩せる」、「体がだるいし疲れる」などの異変に気づきます。この様な症状がでたら病院で診察を受けてください。早期の発見ほど治療が楽ですし、悪化する可能性が低くなります。 糖尿病は正しく理解する事が大切!運動の効果や注意点を学ぼう 【運動療法はなぜ必要なの?】  最近の私たちの生活は、交通手段の発達などで歩くことが非常に少なくなりましたね。その結果、食べ物の欧米化が加わり、糖尿病患者数の増加に繋がっているとも言われています。生活が豊かになると増える病気「贅沢病」なんですね。 普通休んでいる時は、脂肪組織から出る遊離脂肪酸をエネルギーとして使います。しかし、運動をすると筋肉中のグリコーゲンを分解し使われ、その後血液中のブドウ糖が消費されます。足りなくなると、肝臓に蓄えられたグリコーゲンを分解し、ブドウ糖に替えて利用します。 運動する事によって、血液中のブドウ糖濃度を抑え、糖尿病の原因でもある肥満の解消にも効果があります。また、筋トレなどの無酸素運動でも継続する事で、インスリンの働きが改善され、結果的に血糖値の上昇を抑える効果があります。運動不足は、基礎代謝にも悪影響を及ぼし、負の連鎖しか生まれません。毎日少しずつでも運動に心掛けたいですね。 糖尿病は正しく理解する事が大切!運動の効果や注意点を学ぼう 【運動療法で注意する事は何?】 @ 主治医に相談して指示を受けましょう! 糖尿病の患者さんの中には、運動の禁止や制限が掛かる場合があります。それは、合併症を併発している場合です。自律神経などに障害があると、運動自体が危険行為になる恐れもあります。また、血糖コントロールの波が荒い人も、強度な運動は制限される場合があるので、医師の指示に従いましょう。 A 薬物療法を受けている人は、低血糖に注意しましよう! 経口血糖降下剤やインスリン注射をしている人は、その日の体調や、食事量によって運動中に低血糖で倒れる場合があるので、運動前の血糖値の自己測定やブドウ糖飴などの携帯が必要ですね。 B 足に合った運動靴を選びましょう! 運動中の転倒防止や、運動後の足のマメ、巻き爪による怪我などを防止するために、自分に合った運動靴を選びましょう。また、運動後は足の異常などを必ずチェックしましょう。小さな傷口から感染して、思わぬ病気になることもありますからね。 運動療法は、食事療法と併用して行うことが効果的です。また、継続しることでインスリンの働きが良くなり、体力・筋肉の維持やストレスの解消にもなります。無理をせず、楽しく毎日の生活に取り入れましょう。 糖尿病になったら運動やストレッチで血糖値を下げよう!