糖尿病の患者さんが行う運動療法の慢性効果とは?

糖尿病の患者さんが行う運動療法の慢性効果とは?

糖尿病の患者さんが行う運動療法の慢性効果とは?

 

 

糖尿病の治療としては薬物療法・食事療法に加えて運動療法は重要な治療です。糖尿病の中でも約90%を占めているU型糖尿病の原因は食べ過ぎ・運動不足・肥満が三大要因であるといわれています。その意味でも運動によってエネルギーを消費し、肥満を解消し、筋肉の活動量は上げることが重要です。短期的な効果と中長期的な慢性効果を理解して日ごろの運動を続けることが大切です。

 

今回は、

 

○糖尿病の運動療法はどんな運動をすればよい?
○短期的な急性効果とは?
○中長期的な慢性効果とは?

 

これらについてお伝えします。

 

運動療法は食事療法と併用することが大切であり、まさしく日常の生活習慣の中に取り入れることが糖尿病の改善につながることを忘れないでください。

 

 

 

○糖尿病の運動療法はどんな運動をすればよい?
運動療法を行う上では次の3種類の運動を組み合わせて行うことをお勧めします。
1) 有酸素運動
ジョキング・ウオーキング・エアロビクス・テニス・卓球のような有酸素運動を実践してください
2) 筋力運動
スクワット・ダンベル・筋力マシンなどの筋力を強くする運動を実践してください。
3) ストレッチ運動
1)、2)の運動の前後にストレッチ運動・ヨガ・ピラティスなどの運動を取り入れてください。

 

 

糖尿病の患者さんが行う運動療法の慢性効果とは?

 

 

 

○短期的な急性効果とは?
 運動を始めて15分ほどたつと、筋肉に蓄積されているグリコーゲンがブドウ糖に分解されてエネルギーとして消費されます。その後も運動を続けると、血液中のブドウ糖もエネルギーとして消費されますので、血糖値が下がることになります。に現れる効果として次のようなものがあります。
 なお、食後は血糖値が上がりますが、食後30分ほど経ってから運動することで、食後血糖値の増加を抑えることができます。さらに、適度な運動によって汗をかきますので、ストレス解消にも効果があります。

 

 

糖尿病の患者さんが行う運動療法の慢性効果とは?

 

 

 

○中長期的な慢性効果とは?
 運動を継続することで、次のように基礎代謝・基礎体力を改善されます。

 

1) 運動によって基礎代謝量が増加し、脂肪がエネルギー源として消費され体脂肪が減少します。
2) 筋肉が強化されインスリンの働きが改善され血糖値が増加しににくいからだになります。
3) 血液中のブドウ糖を筋肉に取り込み、必要なタンパク質が増加して効率的にブドウ糖が消費されます。
4) 持久力・筋力・柔軟性などの総合的な体力(心肺機能)が改善されて、疲れにくい・慢性的なだるさ解消につながります。
5) 血圧・コレステロール値が下がります。

 

 運動は有酸素運動が基本になりますが、血糖値が250以上の方は運動自体がからだにストレスを与えて、余計に血糖値を増加させてしまうことがありますので、薬物・食事療法で血糖値を下げてから運動を実践してください。さらに、風邪をひいたとき・体調が悪いときには運動は自粛してください。

 

 

 

 

 

 

 

糖尿病の運動療法を日常生活にどのように取り入ればよい?